以前に修理したArgus C3より、古いモデルです。1936〜1941までの製造で、こちらのものはフィルム厚版が黒いので後半のものかと思います。裏蓋ははめるだけで、チャージしないエバーシャッターにFIXフォーカスというギリギリ性能のカメラです。
しかし、形やデザインは独特でかわいいね。
不具合箇所
■スローが粘る
■タイムが閉じない。
■ファインダー、レンズの汚れ。
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ワインド等の汚れを落とす
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メモ的に書き留めてますが、このカメラは特に説明するような構造はありません。見えてるネジを外すだけです。
とりあえず軍艦はないので、ワインドの汚れだけとります。
ワインドノブのネジを外すと、まさかのボルトが出てきます。カメラにこんなでかいボルト初めて見ました。
スパナでボルトを外すと、軸が外れます。油汚れを落としてワインドは終わります。
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シャッターを開ける
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正面から、ボディと鏡胴を固定している大きなネジ4本を外します。
鏡胴を押し出す大きなスプリングが出てきます。
カニ目を回し前玉を外して、その外側を指で回し中玉を外します。
裏側からカニ目を外し、鏡胴パーツをバラします。
後玉は指で回してはずします。
シャッタースピード切替金具のネジを外すと、シャッターユニットが出てきました。
ガバナーやギアと軸周りを清掃、注油すると不調だったタイムもしっかり開け閉じできるようになった
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ファインダーの清掃
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もはや一本もネジはありません。接着剤でくっ付いているだけなので、カッターなどで接着剤を剥がし汚れを取り再接着。
全てのパーツを戻し、無限遠の確認(調整のしようがない)して裏蓋の錆汚れも取り、終了です。
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FUJIFILM ISO200
*無限遠出てる?max200/1だから、ただの手ブレ?かくにん
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