KODAK PONY135

名前が可愛くて、つい手に取ってしまうアメリカ製簡易カメラのポニーです。
USAカメラは作りもサイズも大味で文鎮か鈍器みたいなのが多いですが、このカメラはまだ手に持ちやすい方です。

それでも日本の簡易カメラに比べたら、大きくて重いです。

不具合箇所
・シャッターの粘り
・ファインダー、レンズの汚れ

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軍艦を開く
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REWINDノブを手で固定してノブのネジを外します。
WINDノブのネジも外します。

軍艦上部に古いカメラには珍しい、大きめのプラスネジが出てきました。
このネジを外すと、軍艦が外れます。
うん、中にもプラスネジがいっぱい使われてますね。

ファインダーガラスは、はまってるだけなので外して清掃します。

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シャッターを開ける
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銘板のネジを外します。このネジで前玉のフォーカスが固定されてます。
前玉をネジって外し、フォーカス固定リングも外します。
絞り指標リングの2本のネジを外し、下のシャッタースピード切替リングも外すとシャッターユニットが見えます。

真ん中のカニ目をはずすと、中玉を外せます。

シャッターは極力分解したくないので、先にボディからシャッターを分離します。

フィルム室側から後玉のカニ目を外します。
これで、シャッターユニットはボディから外れます。

この先の分解はリスクが多そうなので、このままエタノールに入れて油汚れをとります。
これで、シャッターは快調になりました。後玉も清掃しておきます。

全てのパーツを戻して、無限遠を調整して終わります。

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1:ガバナーを戻す際は、チャージしてから戻す。
2:軍艦を戻す際、リワインドスイッチとフィルムカウンターのバネがリンクしています。
 写真のように固定すると正常に軍艦を戻せます。
3:無限を出した後、銘板の固定ネジを戻す際はレンズを下に向けてネジ穴のあるリングを下に落としながらネジを締める。
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いまをあつめる、ひかりたち。

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