スマホのアプリでフィルムのスキャンができます。
僕が使用しているiPhone8のカメラは、被写体までの最短距離が8cmくらいでフィルム1コマを小さなサイズでしか撮影できません。
高解像度で撮るためクローズアップレンズを付けて、最短距離をもっと近づけたいと思います。
■必要機材
・LEDライトボックス(フリマアプリ等中古で1000円くらい)
・37mmレンズクリップ(amazonで2個300円くらい)
・37mmクローズアップレンズ+1+2+4+10(amazonでセットで1000円くらい)
◇あったらいい物
・ステップアップリングセット37mm-72mm(amazonで1000円くらい。)、レンズフード、レンズフィルターなど
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●機材構成
スマホ➡︎クリップ➡︎クローズアップ+2➡︎クローズアップ+10➡︎ステップアップリング全部➡︎CPLフィルター➡︎UVフィルター➡︎黒いダンボールで作ったマスク(フィルムに傷を付けないため)➡︎ネガフィルム
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クローズアップレンズ+2と+10で被写体へ5cmくらいまで近づけるようになりました。
これ以上倍率を高くすると、ディストーションと周辺解像度低下が酷くなります。
レンズの前にステップアップリングやフィルターを付けていますが、ピントが合う最短距離を微調節するためのものなので長さ調節ができればレンズフードでも何でもいいです。
クローズアップレンズのみでフィルムまでのピントを探ってもいいですが、フードやステップアップリングなどを付けて、フィルム面に押し当てると常に最短距離で撮影できます。また、周囲からの光を遮り反射などを取り除くことができます。
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■FilmLab(ver1.1)でスキャン
最初にアプリを立ち上げると、なぜか少しズームしています。
(スマホのレンズはワイドなので、周辺の歪みや解像度低下を排除するためと思われる)
プレビュー画面は粗いですが、最終画質ではないので心配しない。
プレビューは拡大できますが(標準カメラのデジタルズームとは違う)、撮影自体は拡大無しの状態がスキャンされます。
1、フィルム種類はデフォルトでネガになっています。そのままスキャンボタンを押す。
ボタンを押した後、2〜3秒デノイズなどの画質向上処理が入り最高画質になります。(処理前に保存してしまうと画質の荒いものが保存されてしまいます。)
撮影の度に色やコントラストが変わるので、何度か再撮影してみる。
2、トリミングメニューを選択し、四角の四隅をうごかしてトリミングをします。(なぜかコントラストや色が変わります。)
3、露出、コントラスト、カラーバランスをお好みで変更します。
4、保存ボタンを押します。
▪️完成
少ないステップで、簡単にネガのスキャンが出来ます。トリミングの自由変形が出来るのが便利です。
左端に穴の影が出てるのは、たぶんフィルターガラスに映ったフィルムの反射です。
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■Linghtroom CCでスキャン
1、ファイル形式をDNG(RAW)にして撮影をします。
2、ライトメニューのカーブを選択し、トーンカーブのラインを反転させます。
3、カラーメニュー、ホワイトバランスのスポイトをパーフォーレーションやコマ間のフィルムの地の色部分に持っていき、ホワイトバランスを決定します。
4、切り抜きメニュー、縦横比のロックを外しトリミングします。
5、お好みで、露出やコントラスト、カラーバランスを調節します。(トーンカーブを反転しているので、スライダーが逆操作になります。微調節がしたい場合は、一度書き出したものを編集した方がやり易い)
自動調節でもそれなりになるので、それでもいいです。
6、保存。
▪️完成
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●スマホスキャンはフィルムホルダー無しでスキャンできるので、4×4カメラで撮った写真などサイズを気にせずスキャンできます。
*ここに書かれたことは手探りでやっているため間違った情報もあるかもしれません。あくまで僕の作業結果ですので、参考程度に留めてください。
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